チェンソーマン マキマに関する伏線を紹介
この記事では、チェンソーマン第1部のマキマに関する伏線について紹介していく。
伏線紹介という性質上、ネタバレが含まれるため、チェンソーマン第1部をすべて読み終わってない人はご注意を。
まだチェンソーマンを読んだことがない人は、チェンソーマンのオススメポイントを極力ネタバレなしで紹介しているコチラの記事を参考にしてほしい。
マキマに関する伏線
「マキマ」という名前
「マキマ」という名前は、「マキマ」のキ(木)をチェンソーで切り取ると「ママ」になるという事から名付けられている。
特別な嗅覚(1巻第1話)
1巻第1話にて、マキマは、チェンソーマンとなったデンジと初めて会った際に「人でも悪魔でもない匂い」と言い、続く第2話では、マキマが「私は特別に鼻が利くんだ」と言っており、特別な嗅覚を持っている事がわかる。
5巻第39話で登場したサメの魔人は、デンジの言うことなら何でも聞くという。
デンジがその理由を聞いた際に、マキマは「顔が似ているからかな」と答えているが、サメの魔人とデンジの顔は全然似ておらず、違和感を感じる回答だった。
7巻第55話で京都公安1課のスバルが、「悪魔は人より鼻が利く」と言っており、このことからも、マキマが悪魔であるため、特別に鼻が利くという能力を持っていると考えられる。
そして、11巻最終話にデンジの考察により、マキマは一人一人の顔を覚えておらず、気になる相手の匂いだけしか覚えていないという事が判明する。
デンジの指を噛む(2巻第12話)
2巻第12話で、マキマがデンジの指を噛み「目が見えなくなっても、私の噛む力で私だってわかるくらいに覚えて」という印象的な場面がある。
11巻最終話で、岸辺が連れてきた子供「ナユタ」からデンジはいきなり指を噛まれる。
デンジはこれによりナユタがマキマ(支配の悪魔)の生まれ変わりであると気付く。
ナユタはマキマの記憶は持っていない。
しかし、国に任せて育てさせたら、またマキマのようになってしまうと考えた岸部は、デンジにナユタを任せることにした。
そして、デンジとナユタは共に生活をしていく事になる。
マキマの目的
銃の悪魔を倒す(2巻第12話)
2巻第12話で、マキマはデンジに対し、「銃の悪魔を倒して欲しい」と言っており、倒すことができたらデンジの願い事をなんでも一つ叶えてあげるという約束をしていた。
しかし、マキマの本当の目的は銃の悪魔を倒すことではなく、チェンソーマンを使って自身の考えるより良い世界を作ることであった。
マキマの目的をもう少し具体的に言うと、「チェンソーマンが食べた悪魔は、その名前の存在がこの世から消えてしまう」という力を利用し「死・戦争・飢餓」などの悪魔をすべて消し去り、平和な世界を作るというものだ。
マキマがチェンソーマンの力を使うためには、デンジとポチタの契約を破棄させる必要があった。
デンジとポチタの契約とは、ポチタの心臓をデンジにやるかわりに、デンジは普通の暮らしをするというものだ。
マキマは、デンジが普通の生活ができなくなるくらいに精神的に追い込むための手段の一つとして銃の悪魔を利用していたにすぎなかった。
映画のあるシーンを見て泣いた理由(5巻第39話)
5巻第39話で、デンジとマキマは、映画の登場人物が抱擁するという場面を見て泣いた。
11巻最終話でポチタが、デンジにマキマの夢について語った内容によると、
マキマ(支配の悪魔)は、他者との対等な関係を築きたかったが、恐怖の力でしか関係を築けなかった。
だから家族のようなものにずっと憧れていた。
そして、その夢は、デンジが家族のような存在となり、たくさん抱きしめてあげることによって叶うものであると告げられる。
マキマの能力
殺されても復活する理由(3巻22話)
3巻22話で、マキマは京都出張の際に、新幹線の中で襲撃され、頭部を銃で撃たれ死亡している。
しかし、4巻第26話で銃撃によって死亡したはずのマキマはなぜか生き返っており、襲撃犯を返り討ちにしている。
9巻76話で、銃の悪魔によりマキマは頭部を撃たれ観測上29度目の死亡と表記される。
しかし、その直後にマキマは復活し、自身の支配した悪魔や魔人たちの能力を発動させる。
10巻第83話で、岸辺率いる対マキマ対策部隊の銃撃により死亡し、直後に復活。
その後の10巻第84話で、内閣総理大臣との契約により、マキマへの攻撃は適当な日本国民の病気や事故に変換されるという事が判明する。
支配の悪魔の能力(4巻第27話)
4巻第27話で、終身刑以上の犯罪者たちを神社へ集め、そこで犯罪者たちに、襲撃犯の名前を言わせ、遠隔で圧死させるという能力を使用している。
8巻66話で、闇の悪魔と対峙した際に、トーリカを操って地獄の悪魔と契約させるような能力を使用。
9巻74話で、アキが銃の悪魔討伐の件でマキマに相談に行った際に、自身との契約を強制する能力を発動。
その後、銃の悪魔が襲撃に来た際に、アキ・黒瀬・天童・沢渡の生前契約悪魔と、天使・蜘蛛の悪魔の能力を使用している。
10巻第81話で、マキマの家に来たパワーに対し、手を銃の形にし「ぱん」という掛け声とともに体を吹き飛ばす能力を使用。
10巻84話で、マキマは支配の悪魔であり、自分より程度が低いと思う者を支配できる能力があるという事が語られる。
つまり、マキマが作中で使用していた能力は、かつて支配してきた者たちの能力だったということが明らかになった。
小動物の耳を借りることができる(5巻第42話)
レゼとデンジは学校で二人きりの時に「田舎のネズミと都会のネズミの話」をする。
6巻52話で、マキマがレゼを抹殺するために現れた際に、レゼとデンジしか知らないはずの「田舎のネズミと都会のネズミの話」をなぜかマキマが知っている様子が描かれる。
7巻60話で、クァンシとその仲間の魔人達が襲撃に来た際に、ピンツイが日本のデビルハンター達に対し、中国語で「死体が喋っている」と言った直後に、彼らの頭部が切断される。
その後の8巻70話で、クァンシと仲間の魔人たちがマキマに命乞いをした際に、「死体が喋っている」と言った直後に彼らの首をはねる。
7巻第61話で、岸辺がクァンシと話す際に、筆談で「会話はマキマに聞かれている」ということを伝えている。
8巻第67話で、民間デビルハンターの吉田によると、マキマはネズミや鳥などの下等生物の耳を借りることができるという事が判明する。
この能力があったため、マキマは自身のいない場所で起こったはずの出来事も把握できていた。
仲間の死体を回収するように指示した理由(7巻第59話)
7巻第59話の海外からの刺客編で、マキマはプリンシに仲間の死体をできるだけ回収するよう指示を出している。
9巻第74話で、この時死亡した黒瀬・天童の能力を使用している。
つまり、マキマが死体を回収させた目的は、死亡した者の能力を自身が使用するためであったという事だ。
まとめ
チェンソーマン第1部のラスボスで、最重要人物とも言えるマキマ。
その目的は、チェンソーマンを利用し「死、戦争、飢餓」のない世界を作ることだった。
マキマは支配の悪魔であり、自分より程度が低いと思った者を支配できる能力があり、悪魔の中でもかなり上位の存在であるといえる。
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