チェンソーマン おすすめマンガ 極力ネタバレなしで

チェンソーマン 第1巻おすすめの本

チェンソーマンとは

チェンソーマンは、第1部が週刊少年ジャンプで連載されていたマンガで、2022年10月時点でコミックス累計部数1600万部を超える人気作品である。

ジャンルとしては、ダークファンタジー系のバトル漫画だ。

同様のジャンルの作品としては、呪術廻戦や進撃の巨人などをイメージしてもらえるとわかりやすいかもしれない。

世界には「悪魔」が存在し、主人公である少年「デンジ」は死んだ父親の借金を返済するために、毎日食パン1枚しか食べられないような極貧生活をしながら、悪魔を倒して収入を得るデビルハンターとして活動をしている、というところから物語は始まる。

秀逸な設定や伏線、斬新で魅力的な性格のキャラクターが多いのが本作の特徴だ。

また、第2部が2022年7月からジャンプ+で連載されている。

2022年10月12日からアニメ放送が開始され、さらに注目を浴びてきている。

今チェンソーマンの人気がスゴい!

先ほど述べたように2022年10月時点でのコミックス累計部数は12巻で1600万部を超えている

人気マンガが1600万部を超えた時点と比較してみても、
ワンピース=1999年11月頃、当時既刊11巻
鬼滅の刃=2019年10月頃、当時既刊16巻
呪術廻戦=2020年12月頃、当時既刊13巻
進撃の巨人=2013年6月頃、当時既刊10巻
となっており、これらの人気作品とほぼ同等の勢いであると言える。

また、アニメ化後に売上が急激に伸びるケースも多く、今後さらに部数を伸ばす可能性が高い。

チェンソーマンとは、今それほど勢いのあるマンガなのだ。

第1部と第2部

第1部

第1部は「公安編」と呼ばれており、2020年12月に完結している。

単行本で言うと11巻までが第1部である。

話数で言うと全97話だ。

チェンソーの悪魔「ポチタ」と共にデビルハンターをしている少年「デンジ」を中心として物語が展開していく。

第2部

第2部は「学園編」と呼ばれており、2022年7月から「少年ジャンプ+」で連載中だ。

単行本で言うと12巻からが第2部である。

12巻の時点では、第1部の主人公である「デンジ」ではなく、「三鷹アサ」という女子高校生の視点で物語が進んでいく。

おすすめポイント

秀逸な設定

「悪魔」はそれぞれが動植物や武器、概念などの名前を持つ。(「コウモリの悪魔」、「銃の悪魔」、「闇の悪魔」など)
そして、その名前や存在が恐れられるほど力が増す。
例えば、「トマト」や「コーヒー」などの恐怖感の薄いものより、「ゾンビ」や「幽霊」など恐怖感が強い悪魔ほど強力であると言える。

恐れられているほど力が増す、というのは一般大衆から恐れられているというのに加え、対戦している当事者同士でも相手に対して恐怖心を与えることができれば力関係が逆転することもある。

この恐怖がより悪魔を強くするという設定は、チェンソーマンという作品の斬新かつ魅力的な設定の1つだ。
ほとんどのバトルマンガでは、身体能力や特殊な能力によって優劣が決まることが多いが、チェンソーマンでは恐怖という感情をコントロールすることによって優劣が逆転する可能性が常にあり、極端なインフレを起こしにくい構造となっている。

また、普通の人間であっても、悪魔と契約し、代償を差し出すことで悪魔を使役したり、その能力を使用したりすることができる。
悪魔を倒すために、別の悪魔と契約して代償を差し出すというのも皮肉な話ではあるが、強力な悪魔と契約することができれば、普通の人間でも悪魔に対抗することが可能となっている。

伏線

本作では1話目からかなりの数の伏線が出てくる。

第1部終了時点では、まだ回収されていない伏線も数多く存在する。

極力ネタバレなしで伏線を挙げてみると、

・ポチタの過去と正体
ポチタとは、頭からチェンソーが生えている犬のような見た目の悪魔だ。
「チェンソーの悪魔」であると思われるが、その過去や本当の正体については謎が多い。

・「ヨハネの黙示録」の四騎士をモチーフとした悪魔が登場する可能性が示唆されている
「ヨハネの黙示録」の四騎士とは、
第一の騎士=勝利の上の勝利を得る役目(支配の悪魔)
第二の騎士=地上の人間に戦争を起こさせる役目(戦争の悪魔)
第三の騎士=地上に飢饉をもたらせる役目(飢餓の悪魔)
第四の騎士=疫病や野獣をもちいて地上の人間を死に至らしめる役目(死の悪魔)
をそれぞれが担っているとされる。

魅力的なキャラクター

「デンジ」=主人公(チェンソーマン)。
夢が人並みの生活を送ることであったり、他人が死んでもなんとも思わないなど、ジャンプマンガの主人公らしくない特徴を持つ。
単純かつ大雑把な性格で、物事を深く考えるのが苦手。欲望に忠実。
サイコパス。

「マキマ」=デンジの憧れの存在でヒロイン的ポジション
デンジの上司で、物腰は柔らかいが謎の多い美女。
デンジを公安のデビルハンターにスカウトしたのも彼女である。
作中の多くの男性から好意を寄せられている。
かなりの映画好き。
かわいい。

「アキ」=デンジの兄貴的存在。
デンジの先輩で、真面目な常識人。
イケメンで冷徹に見えるが、面倒見が良く情に厚い面もある。
とある悪魔へ復讐することを目的としている。
サスケ。

「パワー」=デンジの妹的存在。
デンジのバディ(相棒)で、見た目は可愛いが、自由奔放で虚言・裏切り癖のある魔人。
かわいい。

まとめ

チェンソーマンは、週刊少年ジャンプに掲載されていたとは思えないような際どい描写も多々あるが、秀逸な設定や伏線、魅力的なキャラクターなどが多く、非常にオススメできる作品である。

また、今最も勢いのあるマンガの1つであり、アニメ化によりさらにその人気に拍車がかかることが予想される。

特に、呪術廻戦や進撃の巨人などが好きな人にはイチオシのマンガだ。

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