「エネ加速」とは
基本的に、1ターンでエネルギーカードは1枚しかつけることができない。
例外的に、ポケモンの「ワザ」や「特性」、「トレーナーズ」を使用することによって、1ターンに2枚以上のエネルギーカードをつけることが可能となる。
これが「エネ加速」である。
それぞれ具体例を元に特徴を見てみよう。
「ワザ」によるエネ加速
アルセウスV
ワザ トリニティチャージ
自分の山札から基本エネルギーを3枚まで選び、自分の「ポケモンV」に好きなようにつける。そして山札を切る。
ここで言う「ポケモンV」とは「V」、「VSTAR」、「VMAX」の3つことであり、1体に3枚でも、3体に1枚ずつでも好きなように基本エネルギーをつけることができる。
また、「自分のポケモン」とは、バトル場とベンチの両方を指す。
アルセウスVSTAR
ワザ トリニティノヴァ 200
自分の山札から基本エネルギーを3枚まで選び、自分の「ポケモンV」に好きなようにつける。そして山札を切る。
アルセウスVの強化版のようなワザで、200ダメージを与えつつ、エネ加速ができる優秀なワザ。
ビクティニV
ワザ ひろがるほのお
自分のトラッシュから炎エネルギーを3枚まで選び、自分のポケモンに好きなようにつける。
アルセウスVやVSTARが山札から基本エネルギー(種類を問わず)を選ぶのに対し、トラッシュから炎エネルギーを選ぶという点が異なっている。
また、ここでいう「炎エネルギー」には、オーロラエネルギーやヒート炎エネルギーなどの特殊エネルギーは含まれず、つけることができない。
レシラムV
ワザ きらめくつばさ
自分の山札から基本エネルギーを2枚まで選び、自分のポケモン1匹につける。そして山札を切る。
レシラムVのきらめくつばさは、基本エネルギー(種類を問わず)を、ポケモン1匹に2枚までつけることができる。
アルセウスVやVSTARが「ポケモンV」にしかつけられないのに対し、こちらはすべてのポケモンが対象である。
ただし、1匹にしかつけられないという違いもある。
もちろん、バトル場、ベンチのどちらでもよい。
「特性」によるエネ加速
モココ
特性 エレキダイナモ
自分の番に1回使える。自分のトラッシュから雷エネルギーを1枚選び、ベンチポケモンにつける。
こちらはワザと違い、特性を使用しても自分の番は終了しない。
場にいるモココの数と同じ回数だけ、この特性を使うことができる。
例えばモココが3匹いる場合、エレキダイナモは3回使用することが可能。
ザシアンV
特性 ふとうのつるぎ
自分の番に1回使えて、使ったなら、自分の番は終わる。自分の山札を上から3枚見て、その中から鋼エネルギーを好きなだけ選び、このポケモンにつける。残りのカードは手札に加える。
この場合、山札から引いた3枚の中に鋼エネルギーがあった場合でも、1枚もつけないことはできる。
鋼エネルギーが1枚もなかった場合は、引いた3枚をそのまま手札に加えて自分の番が終了する。
この時引いた鋼エネルギーは、特性を使用したザシアンVにしかつけることができない。(別のザシアンVにはつけることができない。)
この特性は、先ほどのエースバーンの特性と違い、「使ったなら、自分の番は終わる」と書かれているため、使用後は自分の番が終了する。
「トレーナーズ」によるエネ加速
グッズ
ガッツのつるはし
自分の山札を上から1枚オモテにして、そのカードが闘エネルギーなら、自分のベンチポケモンにつける。闘エネルギーでないなら、相手に見せて、手札に加える。
あとだしターボ
このカードは、後攻プレイヤーの最初の番しか使えず、使ったら自分の番は終わる。
自分の山札から基本エネルギーを1枚選び、自分のポケモンにつける。そして山札を切る。
ミラージュゲート
このカードは、自分のロストゾーンにカードが7枚以上あるときにしか使えない。
自分の山札から、それぞれちがうタイプの基本エネルギーを2枚まで選び、自分のポケモンに好きなようにつける。そして山札を切る。
学習装置(ポケモンのどうぐ)
自分のバトルポケモンが、相手のポケモンからワザのダメージを受けてきぜつするたび、そのポケモンについている基本エネルギーを1枚選び、このカードをつけているポケモンにつけ替えてよい。
グッズは自分の番に何回でも使うことができる。
グッズのポケモンのどうぐは、ポケモン1匹につき1枚しかつけることができない。
サポート
キャンデラ
自分の山札を2枚引く。その後、コインを1回投げオモテなら、自分のトラッシュから炎エネルギーを1枚選び、ベンチポケモンにつける。
マスター
このカードを使ったら、自分の番は終わる。
自分のベンチポケモンを3匹まで選び、山札から、それぞれちがうタイプの基本エネルギーを1枚ずつつける。そして山札を切る。
マリィのプライド
自分のトラッシュから基本エネルギーを1枚選び、ベンチポケモンにつける。
サポートは、自分の番に1枚しか使うことができない。
また、先攻の最初の番では、サポートは使えない。
スタジアム
マグマの滝壺
おたがいのプレイヤーは、自分の番ごとに1回、自分のトラッシュから炎エネルギーを1枚選び、自分のベンチの炎ポケモンにつけてよい。その場合、つけたポケモンにダメカンを2個のせる。
スタジアムは、自分の番に1枚だけ、バトル場の横に出すことができる。
新たに別のスタジアムが場に出たら、今まで出ていたスタジアムはトラッシュする。
「ダメカンを2個のせる」とは、10のダメカンを2個のせる=20ダメージということである。
まとめ
エネルギーを1ターンで2枚以上つけることをエネ加速という。
エネ加速の手段としては、
①ワザ
②特性
③グッズ
④サポート
⑤スタジアム
の5つがある。
それぞれ使用条件や効果が異なるため、特徴を把握しておくことが重要だ。
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